2016年09月20日 なのかな ベッドサイドにつくしをそっと降ろす電動床。類の温もりが離れた瞬間、今までに感じなかった寂しさが胸を占める。「シャワー浴びてくるね」 チュッと軽く頬にキスを落とし、類がシャワールームへと消えた。静まり返った部屋にポツンと取り残されたような感覚白酒。いつもは何も気にすることなく見送っていたのに。今は類が恋しくてしかたない。その背中を追うように、フラリと立ち上がる。右足に極力体重を乗せないように、ゆっくりと足を運ぶ。