5a1e8f51f3deb48f7e44407af61f3a292cf5784e

パリは、右も左もわからない。
フランス語も英語も、わからない。
下調べも、予習も勉強も、ろくすっぽしていない。
こんなわたしが、パリの街に、いきなり出る?

いえ、わたしはそこまで根性がありません。
20歳の時なら、いざ知らず。
日本で手配していたアテンダントの人に、初日は連れて行ってもらう。
目も見えない、耳も聞こえない、アタマも動かない、わたし。
人の手を借りなくっちゃ。
いくら恋い焦がれても、パリで死んでしまうのは、本望でないから。
新しいパリ アプリケーションが動くまで、とりあえずは。初めは助走サポート付きで。
インチキでごめんなさい。
わたしが、そんな有能なら、微創手術違う人生を歩んでいたことでしょう。




これは、空港で買おうと思っていたが、買い忘れたもの。
地下鉄や、細かいパリの住所を探し出すのに便利。
6ユーロ。
明日からの一人歩きに、備えて。

地下鉄って、すごい。
なにがかというと、クレジットカードで切符が買えるところ。
自販機で、ガチャガチャ。
45分以内なら、一回下車して外に出ても、まだ使える。
梅田駅(大阪市)も、そんなかんじだ。

しかしまあ、いろんな階級の人種がいる。
でも、おそらくアッパークラスの人は、地下鉄には乗ってないだろう。
酒瓶を片手に、アルコールの臭いぷんぷん、ぐびぐびラッパ飲みのオジさんが目の前にいて、
目を合わさないように必死。
このオジさんを刺激しちゃあ、いかん。


まずは、生真面目なわたし、パリに着たら、浮かれる前に、歴史のお勉強を。
パリ、発祥の地、シテ島へ。
ノートルダム大聖堂。
これは、よく紹介されているが、実際の目で見ると迫力が違う。
そう言ってしまうの怠慢で、なんでもかんでも、伝えきれないことになるけれど。
宗教の力は、国を作る。

教会の中に入るのは無料。
観光客でごった返していた。
この無料客から入場料を取ると、すごくパリの財政は潤うだろうに、パリは太っ腹、
宗教は厳粛なものなのに、下賎な試算のわたし。
塔に上るのには有料だが、もう入場時間を過ぎていた。
ブーツの足は、意外に石畳が効いたのか、一日中歩くと、痛くなってきた。
なので体力と脚力の必要な塔に上るのは、入場時間を過ぎていて、幸い
もし時間内なら無理をして、初日から足を痛めていたかもしれない。
(それでも夜中に智能廁板、足、コブラがえりしました。軽い筋肉痛も)

明日は、ブーツはやめよう。
しかし、デザイン性と機能性を中途半端に兼ね備えた、もう一足の靴、大丈夫かな~?!
(どうせかっこ悪いんだったら、潔くデザイン性を諦めたらいいのに、ほんと、煮えきらないわたし。
それで、いつも泣きを見る)